2019年8月30日


8月30日

最近の心境を徒然綴る。

先日、八月十四日は私の誕生日であり、齢三十六となった。

埼玉から千葉に引っ越してきて五年。仕事もプライベートも、特に大きな問題はなく、むしろ順風に進んでいる。「楽しい」と思うときもあるし、「幸せだ」と思うときもある。そんなときが時々あるというだけで、今の日々は、有り難い、恵まれた平凡だと思っている。

現在住んでいる二DKの部屋は、やはり五年も住むと、浴槽や台所は全体的に使い古され、部屋の壁には、煙草など吸ってもいないのに、くすみのようなものが見られる。二部屋あるが、部屋の一つは、服や本、荷物などを置くスペースで、それ以外に利用はしていない。職場は東京であるし、千葉から一時間以上かけて通勤していることも考えると、そろそろ別のところに引っ越したいのだが、住みたい物件や街がなかなか定まらない。

新しい環境で、日常を一新させたいという気持ちがある。もう自分の人生を嘆くことは無い。けれど、何も変わらないことはただ古くなっていくこと、この部屋のように。

部屋にいると、酒が呑みたくなる。ビールやチューハイの空き缶がそこらへんにあって、早く片付けたいと思う。

つと、日記を書こうと思い立ったのは、外が雨だから。朝のニュースでやっていたが、九州は豪雨らしい。関東でも近頃雨が降り続いている。そういえば取り込むのが面倒で、洗濯物を干しっぱなしにしている。雨が止むまで何日もそのままにしている。物干し竿にかかった服は、一日中雨に打たれ、しおれたその様は酷く可哀想だが、それでも放置している。面倒だから。

「何も問題はない」

ここ一年は仕事に励み、そこで出会った人たちと食事をし、酒を交わし、エンターテイメント施設などにも共に出かけることがある。笑うときがある。感謝するときもある。

この毎日のどこに問題があるのか。